誰も言わなかった薪ストーブの話

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薪はタダでもらえるって聞いたけど・・・


薪は造園屋さんや植木屋さんからもらえる」

 どんな本にも、必ずこう書いてあります。でもこの表現は正しくありません。
もらえるのは薪ではなく、ただの木なのです。薪ストーブの燃料としての薪
は、乾燥していることが条件ですが、もらった時点では「木」です。

 では実際、「木なら造園屋さんや植木屋さんからもらえる」のか?
 意外ともらえるケースは少なくありません。最初はなかなかルートが見つからないでしょうが、
近所の植木屋さんや造園屋さんに声をかけておくと、そのうちもらえるようになります。
都会でも決して難しいことではありません。
 道路拡張や宅地開発等の時に出る樹木は、産廃業者にお金を払って廃棄しているのが現状なので、くださいと言えばかえって喜ばれることも少なくないようです。
街路樹は定期的に剪定するし、公園、学校、お寺などなど、木が余る場所は意外と多いのです。

しかし、たとえタダでもらえたとしても、わざわざ家まで持って来てくれる人は少ないでしょう。
当然、自分で運ばなければなりません。トラックがあればいいのですが、
自分の乗用車ではたいして積めず、車もめっぽう汚れてしまいます。
大量の場合はトラックをレンタカーする方法もありますが、料金がかかり、また積みおろし作業は自分でしなければなりません。

 また、ちょうどよい太さの木が、ちょうどよい長さになっている…
なんて都合のよいこともなく、枝だったり、丸太だったり。
木の種類も広葉樹、針葉樹、さまざまに入り交じっている場合もあります。

 また、いつ欲しい、という指定も出来ません。
「そこに置いておくから、都合のいいときに持って行って」と言ってくれれば
都合にあわせて作業できますからラッキーですが、
そうでなければ、すぐにでも置き場所が必要となります。
つまり、それらの諸条件をクリアできれば、「木なら造園屋さんや植木屋さんからもらえる」
と思います。他にも森林組合、果樹農園などでもタダで、あるいは安価でゆずってもらえ
ることがあります。

 むしろ問題はその後。「木」をもらえても、それを「薪」にするには適当な長さに切り、
割り、薪棚に運び、乾燥させる必要があります。
結構重労働です。
まぁ これはオフシーズンにゆっくり「薪割り」を楽しみながらやればいいことですが・・・