誰も言わなかった薪ストーブの話

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いったいどこに置いたらいいの?



 薪ストーブは一度設置したら、ずっとその場所で使い続けることになります。
移動、模様替えはまず不可能と考えて、置き場所は慎重にプランしたいものです。

 主たる暖房器具として使うと考えれば、当然リビングルームに置きたい人
が一番多いでしょう。しかし考慮しておきたいポイントがいくつもあります。

 1. 薪がスムーズに搬入できるか。
 薪ストーブが玄関から遠い部屋にあったり、あるいは薪置き場が家から遠いと、
毎日の薪の運搬はかなり大変です。最近2階がリビングという家が増えているのですが、
2階まで毎日薪を運び上げるのは、それなりの労力が必要です。薪とともに多少のゴ
ミや、場合によっては虫なども家の中に入ってきますし、もし床に落とせばフ
ローリングにも傷がつくことを考慮しましょう。
 反対に、勝手口のすぐ外に薪棚があったり、薪ストーブのそばに掃き出
し窓があって、窓の外に薪を積める……などとなれば使い勝手はとても良くなります。
また薪ストーブのそばに、薪ラックなども必要かもしれません。

 2. どの部屋をあたためたいのか。
 今まで何度も言ってきたように、薪ストーブ1台での全館暖房は可能ですが、
大型のストーブが必要になりますし、薪も大量に必要です。現実的に考え、
他の暖房器具とどのように使い分けるのか、まずどの部屋をあたためたいのか、
ということをよく検討しましょう。

 3. 夏は邪魔にならないか。
 薪ストーブはオフシーズンでも、押し入れにしまうわけにはいきません。
真冬を考えれば家の真ん中、部屋の真ん中に置くのが一番熱効率が良いのですが、
夏には邪魔になります。やはりリビングルームのコーナーまたは壁に寄せて設置
するのが一般的です。

 4. 煙突設置に無理がないか。
 煙突は曲げることは可能ですが、できるだけ真直ぐにしたいもの。また、
屋根の形状や高さ、その地域の風向きなども考慮しなければなりません。

 5. 危なくないか。
 近くに燃えやすいものはないか。あれば遮熱が必要です。子供がいるなら、
火傷にもご注意を。我が子なら普段から言い聞かせておけばよいのですが、
他家の子が遊びに来た場合などは注意が必要です。死角を作らず、常に大人
の目の届くところに設置しましょう。

 最近の住宅は高気密、高断熱をうたっているものが増えています。しかし室内で火を焚くと言うことは、
酸素が薄くなり、適切な吸気、排気が必要です。すきま風の原因にもなります。
住宅メーカーによっては薪ストーブの設置ができない換気システムのものもあります。
事前の確認が必要です。
 また薪ストーブを炊くと室内がとても乾燥します。洗濯物はよく乾きますが、
一方で加湿も考えなければなりません。