誰も言わなかった薪ストーブの話

HOME > 薪にまつわるエトセトラ> 薪の値段

薪の値段


薪ストーブを買おうとする人なら、とても気になるのが薪にまつわる数々の問題です。
雑誌やブログなどを見ていて私が気になるのは、薪についての説明やアドバイスは、
たいていかなり楽天的に書かれていることです。
そこで実はそんなに甘く無いゾ、という話を、あえてさせていただきます。

 まずはお値段。ひと冬に、どのくらいの薪が必要?いくらくらいかかる?
という問題です。
 これは一回の薪の投入量、薪ストーブの大きさ、部屋の広さ、薪の種類、
薪の乾燥度、厳冬か暖冬か、など不確定な要素がいっぱいありすぎて、
「だいだい」とか「目安」でしか話ができないのが実情です。
 それでもあえて計算してみましょう。極端に寒くない都心近郊の地域で、
一日12時間使用、薪ストーブは一般家庭でよく使われる中型のもの、
薪は1〜2年乾燥した標準的な太さのもの、とすると大体一日で2〜3束(1束6
本〜10本)程度は使います。

 薪1束 500円とすると、
 1日   1000円〜1500円。
 1カ月 30000円〜45000円。
使用期間を11月後半から3月前半の4カ月とすると
 ひと冬 12万円〜18万円。

 この数字でもあくまで目安にしか過ぎませんが、
これは、ちょっと高い燃料代と感じられるのではないでしょうか?

 北海道や東北地方、また富士五湖や八ヶ岳、軽井沢など標高の高い地域は、
もっと薪の量は増えます。だいたい朝7時から夜10時まで燃やすと、
一日15時間使用となり、使用期間も10月後半からゴールデンウィーク頃までの約半年。
家中を暖めるために大型のストーブを使っているとすると、
当然薪の使用量も増え、一日4〜5束は使うことになるでしょう。
もしワンシーズン分の薪を全て買うとすると…

 薪1束 500円とすると、
 1日   2000円〜2500円。
 1カ月 60000円〜90000円。
使用期間を10月後半から4月前半の6カ月とすると
 ひと冬 36万円〜54万円。

 これはかなりの燃料代です。あくまでも目安ですが…。
 薪1束 500円というのは全国的には安いほうだと思いますが、
ネットで安いところを探しても、今度は運賃が必要です。
 
 さて、全ての薪ストーブユーザーが、まさか本当にこの燃料代を支払っているわけではありません。
当然、木をただでもらって、自分で薪にしようという人が多くいるわけです。
実際どんな雑誌や薪ストーブ入門書にも「薪は造園屋さんや植木屋さんからもらえる」
と平気で書かれていますね。でもそれは果たして事実なのでしょうか?・・・